
労働条件がよく人気が高い【企業】
一般企業で働く看護師のことを産業看護師と言います。産業看護師の仕事は労働条件がよく、ワークバランスがとりやすいので人気の求人です。ここでは一般企業の中で働く看護師の仕事内容とメリットを紹介しています。
企業で働く看護師の仕事
産業看護師の働く場所は一般企業や大規模な工場などの医務室や健康管理室です。
一般企業の本社など、デスクワークの人が多い場合は健康管理やメンタルケアがメインの仕事になり、工場などの肉体労働者が多い場合はケガや事故などの応急処置がメインになることが多いです。このように企業で働く看護師の仕事は一概にまとめられるものではなく、勤務先の業種によって仕事内容が異なります。
共通している目的
企業はケガや病気の予防と、万が一の場合に備えて看護師を採用しています。そのため、健康診断の実施や保健指導など、共通している仕事もあります。
健康診断は社員の誕生月に順次実施するので、1年中健康診断をすることになります。常勤、非常勤の産業医がいれば、医師が中心となって進める場合もありますが、看護師1人のみの職場も珍しくありません。健康診断の企画と実施だけではなく、その結果を基に健康上のトラブル予防や病気のケアまでも看護師1人で対応しなければいけません。
保険指導は、健康診断の結果報告やアドバイスの他に、風邪や体調不良の予防方法など、健康に関するアドバイスを行います。一般的には予約制で相談を受け付ける形になっています。
また、ケガの予防をするために職場環境の改善を行うことも求められます。工場内や事務所の照明は十分か、換気はどの程度の間隔で行うべきなのかなど、安全で働きやすい職場環境を整える役割もあります。そしてケガをしてしまった人や、働いている最中に倒れてしまった人などへの応急処置も行います。症状を診て病院で治療を受けるべきかどうかの判断を行うことも仕事になります。
企業で看護師として働くメリット
企業で看護師が働くメリットは仕事とプライベートのバランスが取りやすい所です。一般企業は午前9時前後から実働8時間で働くことが多く、休日はカレンダー通りの土日祝であることも多いです。そのため病院で働く看護師と違い夜勤がなく土日祝に休むことができます。夜勤がないため生活リズムを整えやすいこと加えて、デスクワークが中心となるため、体力的な負担が軽くなります。また、病院勤務では経験年数が給与に反映されることが多いですが、産業看護師は実力や成果が給与に反映されるため、能力が高い人にとっては昇給のチャンスが増え、メリットであると言えるでしょう。